昨年末。少し早めの誕生日プレゼントとして、念願だった小型の薪ストーブとそれを入れるためのトンガリテントをもらいました。
薪ストーブはモキ製作所の超小型薪ストーブ「俺のかまど」
トンガリテントはノースイーグルの「ワンポールテント BIG 420」
ワンポールテントはこのサイズ、フルインナー付きにしては格安!で、ファミキャンにもつかえるし、ベテランキャンパーの
さあパパさんからの「格安ながらなかなかの良幕」というお済付きをいただいたこともあり、薪ストーブのインストールセットということで意外にもすんなりOKがでました(笑)
ティピーはインディアンの「おうち」ということで、建てると厄払いにも効果的?まあ、気の持ちようは大切ですからね。
あ、さすがにもうしばらくはキャンプ関係の道具は増やさないと思います…(大汗)
年末から煙突や幕除けなどの部材を揃え、幕内へのインストール準備をしてきましたが、なかなか天候に恵まれず、今回ようやくフィールドでの設営をすることができました。
まずはモキ製作所「俺のかまど」の紹介から。
配送時、一部組み立てられた状態でコンパクトに梱包されています。
中には箱が三つ。
本体、煙突(半直管が一本)、釜飯セット(一合用)
本体と煙突。台座と扉は付属のボルトとナットで自分で組み立てるようになっています。
レンチは入っているはずなのですが、なぜかなかったので家にあったもので^^; まあいいか。
組み上がったところ。自宅で使用しているトヨトミのストーブ KS-67との比較。(レインボーより大きいタイプのやつです。)
ちなみに、このとき台座の脚が上下逆になってました(笑)
こんな感じで一人用の羽釜をセットできるようになっています。
煙突の径は100mmですので、部材はホームセンター(コメリ、ムサシ等)で手に入ります。いろんな方々のブログ、quattro44さんの薪ストーブの設置などを参考にさせていただき、直管、半直管、エビ曲り、煙突トップ、二つ割、煙突支え等を購入して、ベランダにて煙突をつないでの燃焼テスト。
幕除けは
キャンプ あーだこーださんの紹介記事を参考に、簡単にメッシュ傘立て(ワールドクラフト)を利用するようにしました。底が外れるようになっており、円柱形のため、無加工で使用することができます。本当に、よくこれを見つけられたものだと感心します。ご紹介いただきありがとうございました。
ドラフト状態、煙突の安定、幕除けの安全性などを確認し、いざ幕内インストールへ。
※テント内での薪ストーブ、火器等の使用は大変危険を伴います。くれぐれも十分御注意の上、自己責任でお願いします。
場所はいつもの古法華自然公園。
土曜日昼過ぎより、息子を連れての出撃。前回雪中で使用したロッジシェルターの乾燥もするため、ロッジシェルター+ロッジインナーを寝床として持っていきました。
トンガリの中は広く、大人4~5人ぐらいは快適に過ごせるスペース。設営時間は10分程といったところでしょうか。
薪ストーブは二か所ある出入り口の一か所から横に出しました。
ワンポールでは傾斜があるので真上にも煙突が出せますが、横出ししかできない幕で使用することを考え、あえて横出しをしてみました。
夕食用にまたまたおでんも仕込みました。
いつものtakeちゃんも遊びにきてくれました。
息子の今夜の寝床?(笑)
近所の製材所でいただいた端材の薪をさらになたで小さくして薪ストにくべていきます。
いったん火が入ると燃焼は順調でゴーという音ととも吸気されていきます。この薪ストーブ、炭の使用も可能なので、豆炭もほりこんでみました。
ストーブ自体が超小型で、しかも煙突の大部分が外に出ていたためでしょうか、幕内温度全体はそこまで上がらず、石油ストーブ併用でなんとか20℃キープ。外ではみぞれが降っていましたので、外気温は氷点下まではいっていなかったと思います。薪スト付近では足元からじんわり暖かいです。
次の日・・・
明るくなってから、薪ストーブの設置状態を撮影。
外部からの煙突の状態。本体を端に寄せたため、横出しの長さが長過ぎでしょうか?
この日は風がほとんどなく、パイルドライバーのみで煙突を支えていますがそれだけでかなり安定していました。
パイルドライバーへの固定には、ガレージミラーをポールに取り付ける金具(Φ15mm~のポールに使える)に二つ割をねじ止めしたものを使用しました。
横出しの煙突を安定させるため、煙突支えを適当な長さの板にねじ止めしました。ある程度の高さ調整も可能です。
テント内部から見た傘立てを利用した幕除け。少し隙間はありますが、簡単シンプルです。
薪ストーブの火入れを待つ間、マナスルストーブで暖をとります。幕内ではけっこう強力な暖房効果。
薪ストに火入れした状態。全面扉の開閉よって火力調整もできます。
小さいですが、本体上には小型のやかんや鍋、ちびパンなどで調理も可能。
薪を小さくするのになた、のこぎりは必須ですね^^;
天板にある蓋
これを外してここから薪の投入もできますが・・・
ここに付属の羽釜をセット
蓋をして待つこと30分ほど…
一合しか炊けませんが、これで炊いたご飯は本当に絶品です!
小さいながら、内部に二次燃焼装置もついているので、燃焼が安定すると煙突からの煙もほとんど出ません。
この日は晴天で暖かく、十分に幕を乾燥させることができ、日が陰ってきた16時ごろに撤収。
ワンポールテントは巨大な居住スペースにも関わらず撤収もあっという間。これから出番が増えそうです。
念願だった薪ストーブ。本体は超小型で、積載もしやすいのですが、やはり薪と煙突はかさばります。
このサイズなので熱量はそれなりですが、薪の量も少なくて済み、幕内に入れれば十分な暖はとれます。
ただ、このサイズの薪を作るのが少し大変。今回は購入した20㎝の広葉樹薪、知り合いの製材所で大量にいただいた針葉樹の端材をなたで割って小さくしました。ソロキャンなどでは、この作業もまた楽しいかも(笑)
子供と一緒に場内に落ちている乾燥した太めの枝を探し、切ったり割ったしりて使うのもなかなか面白かったです。
このサイズながら、燃焼効率は非常に良く、いったん太めの薪を入れるとかなり長く火持ちしますので、それほど頻繁に薪を入れなくてもよいようです。
秋~冬場の夜長をねっちり遊ぶにはかなり楽しいアイテムですね!
また、天板を外し炭を入れれば、網や串を乗せてBBQコンロのように使うこともできるようです。
設営、撤収も思いのほか楽で、慣れればあっという間です。ワンポールと合わせて、これから機会あれば持ち出していきたいと思います。
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